キンカ粒の子育て日記

ここでは、キンカチョウ繁殖によくある「育児放棄」と「差し餌」について書いています。

「キンカチョウは子育てが下手」と飼育本に書かれた事で、
最初の繁殖失敗ですぐ人工育雛を考える方がいらっしゃいます。
ですがキンチカョウは実は子育て上手で、増えすぎてしまうほどの繁殖力があります 。

本来なら鳥も初めは失敗しながら子育てを学習します。
一度きりの失敗で、ヒナの人工育雛を考えないでください。
親鳥にも学ぶ場所を与えて下さい。失敗の原因は鳥のせいだけではありません。
もちろんヒナを見殺しにはできない。
でも子育てを学ぶ場を取り上げたら、今後もずっと失敗が続きます。可愛そうなヒナは止まらない。
「だから取り上げて人工育雛を」というのも分かります。でも人工育雛も失敗はありますよ?

人工育雛は簡単じゃない。
ヒナのサイズが小さすぎるのです。
ヒナを救うために、そのお気持ちは痛いほどよくわかるのですが・・・
実際のところ、ヒナのサイズで差し餌に失敗して窒息させてしまったり
2時間おきの給餌時間が上手くいかず餓死させてしまったり・・・。
何のためにヒナを親から取り上げているのでしょう?
人工育雛には命への覚悟が必要です。
その覚悟の参考になればと書き記しますが、おすすめするものではありません。
私が動物の仕事をしているので、技術的にも時間的にも職場でも融通出来た事もあります。
厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、ご理解頂いた上でお読みください。



この日記はヒナの成長画像を目で追いやすくするため、ひたすらエンドレスなページになっています。
また
ジャンボキンカチョウのヒナの画像やデータをベースとして、その後の育すうデータを上乗せしています。
そのため、表の一部では若干、普通サイズキンカとの成長スピードや体重などが異なります。
体重などのデータの違いは、「普通」、「ジャンボ」として書いています。
「普通」・・・親体重:13~14g、「ジャンボ」・・・親体重:20~22g
画像 日記 備考
孵化初日(生後一日目)

はし打ちで穴が開く。

ピンセットで手伝った。

孵化した子と自力で孵化する卵。
2004/8/21
5卵のうち、先に孵化したヒナを水入れにいれてしまったのを見て、ついに人工育雛に踏み切る。時間もあるし、差し餌も出来る。何よりどれだけ大変かを体験したい。よし!卵を取り上げよう。まずはヒナを自力で安全に孵化させよう。

卵はすべて叩いて穴を開けようとした跡があった。穴は中から叩いているように見える。ハシ打ちと呼ばれるもので、キンカならハシ打ちだいたい半日中に孵化する。親がやったのか分からないものもあったのでピンセットで殻を取り除く。慎重に、慎重に・・・。そして誕生~(^0^)

とにかく温度と湿度を保って待つ。今この孵化時の温度が又微妙~。37℃くらいに保ちたいけどちょっと油断すると上がりすぎる。上がりすぎて乾燥してもマズイ。気を使う~。・・・ふと思う。そういえば、ヒメウズラの人工孵化をさせた時も、あれこれと試行錯誤したっけ・・・。あの経験が今ココで活きようとは。

2羽目が自分で殻から出たのを見て、温度や乾燥の不安があったので3,4卵の孵化を手伝い、少し温度設定を下げて安定させる。

ついにこのほぼ枝豆大のヒナを孵化初日から差し餌で育てる作戦が始まるのである。
この差し餌時間はとある一回の普通キンカ子育て記録によるもので、この育すう日記のジャンボ雛のデータではない。餌の内容や状態を見ながら変更する必要あり。雛のそのうの様子によって間隔を調整している。現在では生後一週間までの夜間の差し餌は重要と考えている。
温度、湿度は、その季節、気温、ヒーターなどの微調整が慣れるまでは非常に大変。
経験を積んできて各データから理想値が分かってきたが、ここでは実際の過去データをそのまま記録する。
生後2日目
8/22
実家へ行く予定だったのでヒナを連れて行った。
これは今まで様々なヒナを育ててきた私の経験があるので、今まで通りに連れて行く決断をした。
それでも行きの移動はむしろ暑くなりすぎないように、温度計とエアコンのバランスを見ながらだ。今回のヒナたちは肌むき出しで、ちょっとすると干からびそうなグミなので(^-^;)温度だけは気を使う。

しかし差し餌が・・・・手がプルプルしちゃうよ(-_-;)))
なんてったって、ストローより細い口の中に餌を流し込むのだから。差し餌道具は、紙パックジュースの裏についてる細めのストローをチョキチョキ切って作ったスプーン。たまに失敗して、ヒナの顔半分が餌で埋もれるぅぅ。まぁ、ヒナもヒナで、しっかり立って餌を催促したいけど、まだまだヨチヨチでコロコロ転がって、仰向けになってるし。

孵化初日はフォーミュラをぬるま湯で溶かしたものの上澄みを与える。本来なら親鳥は丸一日経って体内の胎便を出し終わってから給餌する。しかし親鳥からの保温のない裸ヒナなので、皮膚からの脱水も考えて、早めに「水分をとるための薄めたフォーミュラ」を与えるという我流の考えだ。
ヒナは昨日よりやや黒ずんできましたよ。
差し餌:
3:40
8:35
12:05
14:10
16:45
19:30
21:30
23:00
温度:32℃
湿度:50%
生後3日目

手の大きさと比較。


足もちゃんと鳥だー。
8/23
孵化から丸2日経ち、おなかの中の卵黄?が緑がかった黄身色の胎便として全部でた。食べた餌が胃腸に下がるのが見えて腸がフォーミュラの色に染まった。さて、ここからは餌の水分量やら、ちょっとは気を使わないと。

しかしどうだろう。この大きさ。ホントに、「ひとつまみ」なのだ。というより、怖くて摘めない。じゃどうしているの?というと、ヒナの床の掃除はコロコロコロ・・・・ヒナを転がしている。たまにひょいと持ち上げるけど、う~ん怖い(-_-)

体重は孵化からずっと1g。多分1gの中でも変化しているんだろうけど、キッチン秤じゃこれが限界。

あのさ、ヒナのポヤポヤ毛は何のため?
全然保温にもなってないし。
ヒナを持つときに力が入りすぎるのが怖いので、
そのポヤ毛をつまんでる。
差し餌:
6:45
8:50
11:10
14:00
16:30
19:30
22:45
温度:27~31℃
湿度:35~55%
31℃・50%に保ちたいけど中々難しい
生後4日目

兄弟ゴロゴロ。

ポヤ毛がしっとり。
8/24
兄弟で転がっているの図。
3羽しかいないけど、ちゃんと4羽、すくすく育ってる。1羽は体重測らせてもらっているのさ。体重は2g。おお。鳥ってすごいよね。

ポヤポヤ毛はセンサーかな?とも思ったりして。
親が巣に戻ってきたときの、羽の風や空気の流れをポヤポヤ毛で感じて口を開ける。だからフィンチのヒナに餌を与えるときは息をそっと吹きかけてやると反応するのよね。親が巣に戻ってきたときの、着地のトンッて振動にも反応するから、入れ物を指でトンッてしたり・・・。でもキンカ粒たちは、結構どうでもいい時に口開けてたりして。
差し餌:
3:30
8:30
11:45
13:30
15:20
18:00
22:30
温度:30℃
湿度:40~50%
生後5日目

頑張って広げる手(翼)を見てっ
8/25
粒たちにもちょっと個性が出てきたぞ。

生まれたときから頭の大きい2羽はモリモリ食べる。頭の小さい2羽は、必死で食べる。頭の大きい子ちゃんは、たくさん食べ過ぎて仰向けになっちゃうので、それから小さい子ちゃん達がしっかり立ち上がって首を伸ばして餌をもらう。「一番に食べられなくてもいいの、後でもいいからタップリね」ってさ。

体の黒ずみは進み、ノーマル色。
翼にも黒い点々が出てきて、それは翼の羽の毛穴らしい。
いっしょうけんめい、口を開けるけど、たまに転んじゃうのよね。

気になる点が一つ。足の皮膚が黄色い子がいる。小さい子のうちの一番小さい子。色変わりとかだったらいいけど、体温低めで足の色が血色薄いのかも。それが色変わりなのかどうかは初めてのヒナなので分からない。体温低めとは体調不良の兆し。そういえば息も荒い。うーん、なんともないといいけど。
差し餌:
2:00
8:00
10:30
13:50
16:10
19:15
10:30
温度:30~32℃
湿度:20~50%
湿度は気を許すと下がりすぎてしまう。害は見た目で出てないが差し餌のたびに水を含ませたチリ紙などで調整する。
生後6日目

おしりのふくらみは食べた証拠、
中身はウンコですから~
8/26
今日もせっせと餌やり~。
だいたい2時間おきに与えている。
←ポンポコリンのおなか(おしり)を見てっ!
使っている餌は、ケイティーのフォーミュラ。
これを今はもう普通の濃度に溶いて与えている。

夕方の餌やりの時、昨日調子が悪いのかと気になっていた子が食べた後にバタバタしてもがいてた。他のヒナたちも、小さい体で餌を丸呑みするためにバタバタもがきながら飲み込むのだが、ちょっとバタバタしすぎ・・と思ったら苦しそう。パッとつまんでひっくり返して見ると、気管の管の中に何かが呼吸とともに上下している。あちゃ~!餌が気管に入ったのかぁ?もう肺のほうまで入ってるし、吸い出すっていうのも無理そうだし、とにかく自力で頑張れっ!と見守るが、ついにお亡くなりになってしまった。今、突然詰まったというより、既に飲み込みにくくなっていたのかもしれない。

鳥の差し餌は気管に餌が入るという誤飲による突然死を招く事があるから、小さな給餌スプーンを作って慎重にやっていたけど・・・気をつけていてもホント、このサイズでは何も手が無いなぁ(:_;)
差し餌:
2:15
6:30
8:50
11:15
14:30
17:00
20:20
24:00
温度:26~33℃
湿度:25~60%
夜間は飼育容器に布をかけて保温性を高めるため温度が上がり湿度が下がる。日中は30℃・50%を保つ。
生後7日目

分かりにくいが3羽いる
8/27
昨日の死亡した子が、元々呼吸器系に炎症でもあったのか、ただ慌てて食べて詰まったのかは分からないが、餌の与え方を少し考えてみる。とは言っても、すでに水分ばかりの餌は終わり、普通の濃度にしているので、口の中であふれるほど与えていないし・・・。もう少し、水分を少なめにして少しずつ与えてみることにした。・・・でもそれって耳掻き1/2杯分も無いんだよね(^-^;)

それと、一羽ずつ手にとって与えてみるか。慌てないように・・・ってこれ、餌やるよりも手にとるほうが小さすぎて怖いわぁ(T_T)
それでも寝ているヒナを見ると、口をパクパク開けて呼吸している子がいる。熱い暑いって訳でもなさそうなので、少し温度も2℃ほどあげて様子を見よう。
差し餌:
3:30
9:00
10:00アワ数粒
12:50アワ磨り潰し
15:30
19:20
21:45
温度:29~31℃
湿度:23~45%
保温と保湿のために生後13日目の雛と同居させる。
普通体重:2g
生後8日目
8/28
今日で孵化してから一週間がたった。
一羽は残念だったけど、残りの3羽は元気そう。昨日あたりから、鳴き声がしっかり聞けるようになった。餌をねだって、「しーしー」と鳴いている♪

←これは翼の手羽先~(^-^)
よく見ると、親指の痕跡があるねー。これは手から翼に進化した証拠なんだけど、親になると無くなっちゃうか、見えなくなる。ヒナのうちはハッキリ。 生き物って不思議じゃのう。
差し餌:
3:10
8:30
13:00
16:00
20:00
23:45
生後9日目

見てみてみて~
8/29
←これこれ!
ヒナの上嘴の模様を逆さに見ると、なんと顔が~~!
これを誰かに言いたくて言いたくて、ずっとカメラ持って頑張っていたんだけれど、小さいし動きが速いから、撮れなかったのよねぇ。

  へ へ
  ● ●
   ●

こんなになっているの、わかる?
この顔模様、最初は毛虫模様みたいでゾゾゾゾ~!と鳥肌もんだったけど、もう既に楽しみになったりして♪
差し餌:
5:00
7:50
12:30
16:10
18:50すりアワ
20:20すりアワ
温度:29~30℃
湿度:67%
温度・湿度は少し育った雛の同居で保たれるようになった。
普通体重:4g、3g
生後10日目
8/30
一回り大きくなったので、体重を量ってみた。
・・・ようやく3g。あれ?もっとでっかくなってるかと思った。まぁ、元々親鳥も小さい鳥だからねぇ・・・よくよく考えれば、親鳥ですら20g前後。日に日に大きくって言ったってなぁ・・・。20日で巣立ちらしい。じゃあココから急速に成長するのだろうか?ヒナは羽が生え始めてからが著しく成長するからねぇ。そういえば、翼の羽らしきものがチクチクしてきたぞ。
差し餌:
3:10アワ少し残
フォーミュラのみ与
7:50
9:30アワ少し
13:40アワ与
15:00アワ与
17:30アワ残
20:30アワギッシリ与
温度:30~31℃
湿度:55%
生後11日目

飛んでるみたい
8/31
朝見ると、翼のふちにチクチク出ていた羽軸の先が一列から二列になっていた。これからは体全体に羽軸がチクチク吹き出てくるぞぉぉぉ。

と思っていたら、朝には無かったのに、夜には頭のてっぺんにチクチク前のブツブツが。日に日に・・・じゃなくて時間で育ってる!(当たり前だが)

そして餌鳴きはより強く激しくなってきた。
「しーしー」鳴いていたのに「チュイチュイチュイ」って鳴いてる。そういえば昨日あたりから、自分の足で頭をカキカキポリポリやっていた。うーん、成長してるっ。

←翼の風切羽だけでなく雨覆なども生えてきた。
 先日の翼の親指痕跡は、小さく目立たなくなった。
 いや小さくなったんじゃなくて親指以外が育って大きくなったのサ。
差し餌:
6:30アワ残、餌与えず様子見る
9:00アワ与
13:30アワ少残、与
17:00アワギッシ[リ与
21:20残のため待ち
23:00フォーミュラ
温度:30℃
湿度:40%
アワを与え始めると腹持ちが良いため、今まで通りの給餌時間ではない。だが一応時間には様子を見る。
生後12日目
9/1
キンカ粒たちはすくすく成長している。
生まれた時から頭の大きさに差があった。雌雄差か、またはジャンボキンカと普通キンカの差なのか・・・。

そう。ジャンボキンカとは言え、元々は普通のキンカ。大柄家系を選別固定した改良品種。それゆえに、生まれる子の中にはジャンボらしい体格のものもあれば、「あれ?普通~」ってものも生まれる可能性がある。

ちなみにサイズは「大・中・小」になってしまった。孵化日は一緒なのに!小は今のところ普通サイズキンカである。最初、成長不良?とも考えたが、3羽すべて生育度合がそろっていて、「小」であっても成長には不安は無い。やはり家系とか遺伝とかの違いが現れているのか?「大」は声が太い(^-^;)「小」は甲高くて虫みたいな声。
差し餌:
8:00
12:00
15:50
19:45
アワがメインになったため、一日の給餌が楽になる。
この記録は普通キンカのデータのため、実際は画像の雛よりも育っている。
生後13日目

うにょ~~と伸びたところ
9/2
カメラを構えて雛を撮ったらブレた。もう一枚。・・・などとやっていたら、雛の足がにゅ~。伸びきったまま、ふにゃ~と寝てしまった。おい、くつろいでるぞ(^-^;)

一番チビの薄目が開いたと思ったら、数時間後には次々と他の子の薄目も開く。すごいね。でもまだ土偶みたいな目で可愛くないヨ。

そのうがすごい。
空気も飲んじゃうからたまにゲップさせたりして(^^;)こういう鳥は、巣立ちの少し前あたりがそのう容量最大ピーク。それにしてもよく食べるけど、ちゃんと時間には消化していて、なかなか2時間半おきから脱しない(T_T)そろそろ粟玉も挑戦したいんだけれど・・・。(私は「フィンチには粟玉」派)
差し餌:
8:00
13:30
16:50
22:45
生後14日目

妖怪カラス天狗
9/3
全員の薄目が開いたが、よく目をあけているのは一番チビ。この子はもしかするともう少し前から開いていたのかも。細すぎて開いているとは思えなかったが、確かに目が濡れて光っていたのは見えた。他の子はビビった時しか目を開けない。だって眠いんだもん・・・って感じ。

ビビった、で思い出した。今日ヒナに間違って霧吹きをかけてしまった時の話。ビビった様子で、鳴き声はいつもとそんなに変わらないが、動きがピコンピコンとはねて凄かった~。これって蛇とかに襲われた時の、ヒナなりの威嚇なのかも。「キンカのヒナは神経質で一度驚いて巣から飛び出ると戻してもまた飛び出てしまう」なんて文献を見た事もある。この動きなら飛び出るワ(^-^;)
←の画像はジャンボキンカだからこの生後日数でこの大きさである。これが普通キンカだと、この14日の時点で羽がだいたい揃い、羽ばたきの姿が見られる。体重も大体13g前後になっており、ここから極端に変わることは無い。下へつづく↓
生後15日目
9/4
以前のと比べてみてね。大きくなったでしょ~。そういえば昨日差し餌後のたっぷり食べた状態の体重がそれぞれ10g,9g,8gでした。そして今晩は11g,11g,10g。
「大」ちゃん、ちょっとそのうに水分たぷたぷ。

目ちいさっ!なキンカですが、少し可愛く見えるようになってきましたよ。そういえば、このコたちの今の頭の大きさって、生まれた時のこのコたちの全身サイズ(枝豆)・・・。すごいなぁ。小さく産んで大きく育てる。ふむふむ(-_-)
ジャンボキンカの場合は生後25日くらいまで体重の増加が続く。羽ばたきや止まり木に乗るのも普通キンカに比べると遅い。それだけ体を大きく作るのに時間がかかっているわけである。
生後16日目

満足じゃ
9/5
今日はヒナをつれての移動~。
こういう時はパネルヒーターを利用する。真冬のヒナ移動の外出先では、パネルヒーターも高温40℃まで出るものを使い、さらに車内ではペットボトル湯たんぽを使用したが、今この時期ならパネルヒーターは高温いらず、爬虫類用の軽くて薄いもので充分。車内では本人たちの体温でまかなってもらう。とはいえ、ちゃんとデジタル温度計を見ながら車内の温度調整をして行く。

粟玉に少しずつ挑戦し始めた。が、今日は移動のため、一日フォーミュラのみ。夜もフォーミュラだったが、夜中3時に覗いたら餌くれコールが始まったので、またフォーミュラ。そうだよね、粟玉食べ出したらフォーミュラは腹持ち悪いものね。明日からまた粟玉の回数を増やし、そろそろ餌やり時間の間隔を伸ばしていこう。

そうそう。食べた後はヘビみたいに舌を嘴先にチロチロだして舌なめずりするの。皆で目をつぶってやっている。う~ん、満足じゃーとな。
生後17日目
9/6
いつもの餌やりを終え道具などを洗って、ふとヒナを見ると、満腹で気分よさげにウニウニ動いている。

「チュイチュイ・・・」
「てけててう・・ててう~・・」
あれ?いつもと違う声・・キンカ鳴きだー!
その後は寝てしまって鳴き声は聞けなかったが、「ああ、おいしかったねぇ・・・」と言っているようなシュリシュリと言うつぶやき鳴きが可愛かったぁ(#^^#)

←頭のぽや毛を見てくれぃ。一番おチビちゃん。 
羽軸が出てきてもポヤ毛がしばらくついている子が多いんだけれど、これって御茶ノ水博士ハゲみたいで笑える。
ジャンボ:10g、11g、12g
生後18日目
9/7
生まれたてをつまんだ時の画像と比べてみると、「あっっっ!」という間にスクスク育ったのがよく分かる。

しかしこんなに食って平気か?という位食べる。今は粟玉に充分水分を吸わせてすりつぶしたものを育て親スポイトとヘラを併用して与えている。育て親の先が口にあふれてしまい、飲み込むのが下手。ある程度入ったら、ヘラでいつも通り与える。
「大」は飲むのが上手い。
「中」は飲み込むのにバタバタして疲れるのか、
イマイチおとなしい。
「小」のチビちゃんはまあまあ上手。
生後19日目
9/8
4日の画像と全然違う!
すごい大きくなった気がするな~。「これって、ただ羽軸から羽毛が開いただけでしょ」と言うなかれ、確かに育っている!そのうも育ってる!昨日は少しやりにくかった育て親スポイトが、今日はヒナの嘴にぴったり合って結構スムーズに餌を与えられた。口も育ってるぜー!でも普通キンカよりやっぱり口も大きいみたい。店で普通キンカを手乗りにした時は、飛ぶようになっても育て親スポイトが大きすぎたものなぁ。へぇぇ~。

昨日あたりから保温温度を下げる。
常に30℃以上をキープしてきたが、羽毛も少し出てきたので温度を下げ、湿度も今度は蒸れないように気をつける。3羽いることもあるし、蒸し暑いからちょうど良いのかも。
普通:体重10g
生後20日目
9/9
だいぶ可愛らしくなってきました。ご飯くれるの?と見上げてます。体とかはフカフカしてきたんだけれど、頭はまだチクチクしていて、撫でてあげてもプルプル嫌がる事も(^^;)
まだ指に止まるって感覚は無いようで、つまみ上げても足はパーのまま体にくっつけていて、まるでダンゴみたいに手の上でコロコロしてる。

でもナント!
今日から羽ばたきの練習を始めたんですなー(^-^)
どうも見ていると、一羽だけがやっているようだけど。やっているのは「中」ちゃんのような・・・。あっ、早いとこ名前を決定しないと。もうちょっと顔の個性を見てからにしたいなぁ。
普通:10g、11g
ジャンボ:15~17g
生後21日目
9/10
少し前までチクチクしていて触ると嫌がっていたけど、ようやく撫でると「気持ちイイ~♪」って分かってきた様子。

だいぶ性格に個性がでてきた今日この頃。
一番大きい子は、少し前まで「どーでもいいですぅ」って感じのぼーっとしたタイプだったけど、最近は自分から行動するように。中ちゃんは、食べるのが下手なのか、ブツブツ文句言いながら食べている子。ちょっと神経質なのかな?と思ったら、3羽中一番しっかり者のようです。一番小さい子は、甘ったれ。いつも入れ物の中から首を伸ばしてこちらを伺っています。目が大きくて可愛いの。

ノーマル
生後22日目
9/11
いつも思うけど、キンカの雛ってポヤポヤした雛毛が生えているけど、あれって結構羽毛が生えてきても残っている。だけれど、こんなになってまで、ポヤポヤと体にくっついているのは何故?今にも取れそうなんだけれど、細~い一本繊維でくっついているのよね。どーして?

画像は一番大きい子ちゃん。
目の下のラインが一番くっきり出ている子。

フォーン
生後23日目
9/12
手の中から外の世界へ踏み出しました。

いつも手の中に乗せて餌をやったり撫でたりするんだけれど、今日はそのままテーブルの上にポツンと置いてみた。おいで、と言うと、ちゃんと手の側にピョンピョンと寄ってくる。いつも足を丸めてコロコロ寝転がっているのに、もう足もしっかり使えるのね~。そのうち、手の中へ自分から飛び乗れるようになった。

そして夜には、手の中から自分で外へ・・・。
ををを!巣立ちか!

CFW
生後24日目
9/13
すっかり鳥らしく無事に育ちましたよ。

初日からの差し餌で、少し不安はあったのよね。栄養的な障害や痩せ、成長不良などをクリアできるかどうか。ある程度育ってからの差し餌なら問題ないんだけれど、なんていっても初生雛だからね・・・。親からの差し餌だと餌と一緒に親からもらう免疫だとか微妙な栄養素だとか、そういうのが人工育雛だともらえていないという心配があるかなぁ~と。
ぜんぜん難なく育ったような気はするんだけどね(^-^;)

イザベル
生後25日目
9/14
指に止まることも上手に出来るようになりました♪

この後、初フライト!・・・撃沈してたけどね(^-^;)
3羽がすべて初フライトしました。皆、力強く羽ばたけます。結構飛べちゃって、本人たちもビックリ!みたいな顔してます。着地の練習もしなくちゃねぇ~。

ホワイト
生後26日目
9/15
まだ餌をねだります。
人が通ると必ずねだる。
たまに人が居ないのに、ねだり声されると・・・・・オイオイ、そこに見えない誰かがいるのかーーーーー!!!(汗)・・・いや、あの子たち、お互いに口開けて向かい合って餌くれ~してました。ホッ。

ちょっと撒き餌なんぞもやってみたりして。でも全然興味がない。足で踏んでオッ?なんて事すら・・・無い。

パイド
生後27日目
9/16
この子たち、最初は小さな醤油皿程度の入れ物に入れていた。少し育って羽軸が生えた頃から、食品トレーの入れ物に変えた。深さ5cm位のちょうど良いのがあって保温性もよさそう。この深さは糞にも良かったね。ある程度大きくなったらオシリもち上げて糞してたから、トレーのフチや外に糞がついたの。キレイにしやすかった。

この糞の仕方って巣の中を汚さない工夫なんだろうけど、親鳥や雛が小さい時の様子を振り返ると既に十分汚しているじゃんっ!って思える。何をいまさら・・・と思ったら、そうか、巣の床は既に糞まみれだから巣の壁面めがけてウンコしてるのか?

その食品トレーを巣立ち準備として半分にカットして形だけ「おうち」にして、あとはフラットにしてやった。寝る時はその「おうち」にちゃんと並んで入るところがカワイイ。ね?ちゃんと並んでいるでしょ?

ヒナ
生後28日目
9/17
口の中がなかなか撮れない(^-^;)
中のクマさん柄、少し眉毛がつりあがった子もいるし、普通にクマ顔もいる。けど皆少し色が薄くなったかな?ちょっと毛虫チックなイメージは無くなった。うまく撮れるといいんだけれど・・・難しいっ!

あっそうそう、舌にも毛虫みたいな黒点模様があったけど、あれは奥のほうに移ったのか、消えたのか、口を大きく開いても全く見えない。
生後29日目
9/18
おとうさん、はじめまして。
初めてお父さんに子供たちを紹介した。鳴き声や遠まきに存在は知っていたと思うのでビビりまくってはいないが、「オレの子か?」と覗き込むまでの興味は無いみたい。つーか、卵から孵化した時にはそこにお父さん居なかったし。

大きくなったね。
生後32日目
9/21
だいぶ一人餌にも変わり始めた。
だけれどコミニュケーションの意味で差し餌はしばらくは続ける。

さて生後一ヶ月になったので記念撮影パシャリ。
これでこの育雛日記も終了とする。よくここまで大きく育ったなぁ。大きい子は体重だいたい21g。この時点で両親とほぼ一緒。あとの子は共に18g。でも足も嘴も大きいジャンボさん。

大きくなっていくにつれ、差し餌の時の餌の与え方が普通キンカより楽だという事を感じた。普通キンカは育て親スポイトがやっぱり大きすぎるので詰まりや口の中であふれないようかなり注意するが、ジャンボ君たちはちょうどすっぽりサイズで、アワ玉を一度に飲み込める量も違う。
3ヶ月
11/27
あれから3ヶ月を目の前にして、一羽が一個、卵を産んだ。

いやー、成長早いね、キンカは。予想どおりに一番大きい「ちー」はオス、他はメス。「めー」が小さい時に、ちょっと気になっていた足、やっぱり少し腱はずれ気味だけど、全然普通に生活している。というか、よく見ないとわかんない(^^;)

画像の左の雄とその隣の雌が両親。真ん中が息子の「ちー」。右のと飛んでいるのが「めー」と「ぴー」。

今は全然コミニュケーションせず、手乗りをやめた。でも一羽飼いにすれば手乗りに戻りそうな雰囲気(^-^)オスのちーは、元手乗りゆえに何をするにも囀りでおしゃべりする。オス親はメスに対して、または縄張りを主張するときだけさえずるのに、ちーは目が合っても餌食べ終わっても、とにかく囀ってばかり。だからか、ぴーが産卵しちゃうし、母親まで産卵しちゃうし、囀るのやめて欲しいんですけどねぇ・・・(-_-;)

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見にくいところもあるかと思いますがご了承下さい。
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