和名: セキセイインコ 漢字: 背黄青インコ 英名: Budgerigar 学名: Melopsittacus undulatus |
ただ単に「インコ」と言ったら、セキセイでしょ!という位のポピュラーなペットバード。人気の理由は色の多様さ以外にも、初心者向きな飼いやすさ、手乗り向き、物真似上手などがある。もともと長く口ずさむようなフレーズのさえずりを持つ鳥なので、物真似だって長いセリフもこなせる。これはセキセイの特徴的な魅力であり、他種が追いつけないほどの能力。その能力は時によって大型インコ類より上回る。そして手乗りにした時にはその個性の豊かさに驚くはず。一羽ずつ豊かな個性を発揮。だから、もう一羽、もう一羽と飼ってしまうのも不思議じゃない。「ただの普通のインコ」なんてあなどるなかれ、奥は深い。ちなみに手乗りヒナの中にもたまに、大型種と普通種の間の大きさのハーフが見られる。大型種は元々普通種の大きめの個体同士を集めて繁殖し、「大きめ血統」として定着させていったもので、このような交配は身体的には特に支障はない。ただ大型種は主にショー用として作り出された品種なので、このような交配は、あのゴツゴツした貫禄ある魅力は失われるが・・・。 | ブルーオパーリン系 |
||||
全長 | 約18cm (大型約27cm) |
|||||
翼 | 9.3cm | |||||
平均体重 | 約35g~45g (大型種約60g) |
|||||
雌雄差 | ロウ膜色で判別 | |||||
性成熟 | 生後約6ヶ月 | |||||
産卵数 | 平均4~6個 | |||||
産卵日数 | 一日おき | |||||
抱卵日数 | 約18日前後 |
セキセイインコ・雌雄判別 | |||
セキセイインコは鼻の穴の周りのロウ膜といわれる部分の色で雌雄が判別できる。 青くなるのはオス。ただし「青白い」のは若いメスのこともある。オスは青白く見える部分があっても、「誰が見てもパッと見て青!」という部分が必ずある。(画像産照)ハルクイン種と赤目系(アルビノ、ルチノー)のオスは他品種のオスのようにはロウ膜が青くならない。これらのオスは「ピンク色」のロウ膜であるが、メスのかさついたようなツヤのない肌色に対し、血色のいい、きれいなピンクでロウ膜もやや盛り上がる。メスは通常時と発情時によってロウ膜が変化する。発情時のメスの褐色ロウ膜は、オスに対して「産卵準備可能ですよ」というサインとなっている。発情時がすぎると元の白いロウ膜に戻る。 |
|||
成鳥オス | ハルクイン、赤目系オス | 成鳥メス通常時 | 成鳥メス発情時 |
濃い青~青紫 | 血色のよいピンク | 淡くカサついた肌色 | カサついた褐色 |
セキセイインコ・代表品種・カラーバリエーション | ||||
. | グリーン系 | ブルー系 | イエローフェイス系 | |
並セキセイ | ||||
グレーウィング シナモンウィング |
||||
オパーリン | ||||
セルフ・レインボー | ||||
ハルクイン デニッシュパイド |
||||
スパングル | ||||
オーストラリアン ・パイド |
||||
ダッチ・パイド |
羽衣セキセイ | ||||
大型セキセイ |
. | 赤目系 | |||
ルチノー アルビノー クリーム・ルチノー |
セキセイインコヒナ |
|||
ファロー | 大型セキセイヒナ |
|||
品種、カラーの呼び名、またはその色合いの認識は一般的なものを使用しましたが、ペットショップやクラブや愛好家によって呼び名が異なる場合があります。同カラー品種でも濃淡の個体差もあります。 |
和名: キエリクロボタンインコ 漢字: 黄襟黒牡丹インコ 英名: Black-masked Lovebird 学名: Agapornis personata personata |
目の周りの白いまぶたがとてもコミカルで愛嬌たっぷり。物真似はダミ声で決して上手くはなく、また言葉数も限られてしまうが、この種類の魅力は他にある。この愛くるしく丸っこい体つき、大きく器用なクチバシでのしぐさの可愛らしさと、手乗りにした時の愛情溢れる懐きよう。つまりは愛嬌のある姿と感情の豊かさが人気の理由。最近ではルリコシボタンとの混血のものが多く、顔の黒味薄く赤みがあったり、胸の黄色がオレンジがかったり、中間的な色彩のものが出回っている。このはっきりしたアフリカンな色調はぜひ原種のまま守りたい。ヨーロッパブリードのものはこの色の特徴をきちんと維持したものがいる。小桜より繊細な子が多く、やや神経質に感じるかも。私はその繊細さが賢さの証かと感じている。 | |||
全長 | 約14.5cm | |||
翼 | 9.5cm | |||
平均体重 | 約40g~45gほど | |||
雌雄差 | 外見上は殆ど無し。メスのほうがやや大型傾向 | |||
性成熟 | 生後約6ヶ月 | |||
産卵数 | 平均4~5個 | |||
産卵日数 | 一日おきに産卵 | |||
抱卵日数 | 約22~23日前後 |
和名: ルリコシボタンインコ 漢字: 瑠璃腰牡丹インコ 英名: Fischer's Lovebird 学名: Agapornis personata fischeri |
キエリクロボタンよりも明るい色彩のため優しい顔つきに見えるが、習性などは殆ど一緒。キエリは覆面被っているような顔に対し、ルリコシはオレンジの化粧を塗りたくって真っ赤な口紅差しているように見えるのは私だけ?しかも髪型はおかっぱ。キエリ同様、色変わりが作られているが、日本では明らかにルリコシの色変わりとわかるもので手乗り向けとして出回るのはキエリのものより少なかった。最近は区別して売られることも増えてきたが、そもそもキエリとの混血が多くなっているので分かりにくくなっている。生息地の一部では野生でも混血らしき個体の報告が度々あるという。ルリコシ系の山吹ボタンは特に顔の赤味が強く、赤山吹と呼ばれるが、最近では赤目のもの(ルチノー)もそう呼ばれ、ややこしい。 | |||
全長 | 約14cm | |||
翼 | 9cm | |||
平均体重 | 約40g~45gほど | |||
雌雄差 | 外見上は殆ど無し。メスのほうがやや大型傾向。 | |||
産卵数 | 平均4~5個 | |||
産卵日数 | 一日おきに産卵 | |||
抱卵日数 | 約22~23日前後 | |||
巣立ち | 約38日前後 |
キエリクロボタン・ルリコシボタン・代表品種・カラーバリエーション | ||||
キエリクロボタン系 | ブルーボタン |
シロボタン |
ヤマブキボタン |
白ボタン幼幼鳥 |
赤目系 | ルチノー(赤山吹) |
アルビノ |
ブルーボタン幼鳥 |
ブルーボタン成鳥 |
ルリコシボタン系 | ブルーボタン |
シロボタン |
赤ヤマブキボタン |
赤ヤマブキボタン幼鳥 |
品種、カラーの呼び名、またはその色合いの認識は一般的なものを使用しましたが、ペットショップやクラブや愛好家によって呼び名が異なる場合があります。同カラー品種でも濃淡の個体差もあります。 |
和名: コザクラインコ 漢字: 小桜インコ 英名: Peach-faced Lovebird 学名: Agapornis roseicollis roseicollis |
ボタンインコよりもさらにズングリした体型で目つきが優しく、ボタンインコと同様におしゃべりはやや聞き苦しいものの、感情が豊かで愛情深いところが人気の種類。クチバシの色が象牙色なのも優しいイメージを作り出している。しかし活発さ、遊び上手なところはボタンインコと同じ。体が一回り大きい分だけ、パワフルかもしれない。ボタンや小桜の仲間は一度ツガイとなると片方が亡くなった時、遺体のそばを離れなかったり亡くした淋しさから餌をとらなくなってしまったりなどが見られ、ツガイは片時も離れずいつも餌を与え合うという非常に深い愛情を見せるところから「ラブバード」と呼ばれる。逆にツガイの相手を探す際、少々好みがうるさくてなかなか相手が見つからないことも多い。この仲間はクチバシが器用なため、カゴ脱走に注意。 | ゴールデンチェリー成鳥 |
||
全長 | 約17cm | |||
翼 | 10.5cm | |||
平均体重 | 約48g~55g程 | |||
雌雄差 | 外見上は殆ど無し。メスのほうがやや大型傾向 | |||
産卵数 | 平均4~6個 | |||
産卵日数 | 一日おきに産卵 | |||
抱卵日数 | 約23日前後 | |||
巣立ち | 約40日前後 |
コザクラインコ・代表品種・カラーバリエーション | ||||
ブルーチェリー |
ルチノーチェリー |
バイオレットチェリー |
オレンジフェイス・チェリー |
|
ブルーパイド |
クリームチェリー |
タイガーチェリー |
ゴールデンチェリー |
|
コザクラインコ幼鳥 |
タイガーチェリーのヒナ |
ルチノーチェリーのヒナ |
バイオレットチェリーのヒナ |
|
品種、カラーの呼び名、またはその色合いの認識は一般的なものを使用しましたが、ペットショップやクラブや愛好家によって呼び名が異なる場合があります。同カラー品種でも濃淡の個体差もあります。 |
キエリクロボタン or ルリコシボタン X コザクラインコの種間雑種 | |||
Thanks! su-cyan |
ヤエザクラボタン 全長 17cm前後 体重 50g前後 ボタンインコとコザクラインコの中間的な特徴を示すが、体型は小桜に似て大きめが多い。白いアイリング(まぶた部分)も中間的な大きさで、クチバシも混ぜ合わせた色となる。全体の緑色はボタンに似て鮮やか。 |
ボタンインコ x コザクラインコの、野生には存在しない人為雑種。種間雑種の為、今のところ妊性のある個体は確認されていない(産卵や繁殖行動は行なうが、卵子・精子の段階で受精が成立しない。)面白いもので、繁殖行動は両親の中間的な行動をとる。ボタンは巣材をクチバシで運び、小桜は腰に差して運ぶが、ヤエザクラはどっちともとれない行動をして上手では無いことが多い。両親が色変わりであっても左のイラストのような色で生まれることが多いが、組み合わせによってはカラフルな個体が生まれる。主に手乗り用のヒナで見かける事が多い。 |
和名: オカメインコ 漢字: 片福面インコ 英名: Cockatiel 学名: Nymphicus hollandicus |
小型の手乗りの中ではおっとりしていて愛らしく人気が高い。オスの成鳥は口笛風の長い歌をさえずり、特に手乗りのオスは物真似もこなす。メスは口笛のような声を出すが短く、物真似をしても名前など短めに。他の小型インコより脂粉が多い。これは羽毛の保護に必要なものだが、脂粉の手入れに水浴びも必要。各品種色変わりが出てさらに人気が高まった。オカメの雛は弱いというが、適切な給餌と保温が出来ていれば鳥の体としては弱くは無い。ただしストレスには弱い。ショップから連れてきたばかりの雛はストレスから体調を崩し始めるので注意。ショップで見かけるカラーは下の表の代表的なものから「体色+柄+顔」の様々なバリエーションまである。 | |||
全長 | 約30cm | |||
翼 | 16.5cm | |||
平均体重 | 約80g~110g程 | |||
雌雄差 | 成鳥オスは顔が黄色く変化する。翼裏の模様が消える。 | |||
性成熟 | 生後約8ヶ月 | |||
産卵数 | 平均4~5個 | |||
抱卵日数 | 約21日前後 | |||
巣立ち | 約28日前後 |
オカメインコ・代表品種・カラーバリエーション | |||||
. | 柄 | ||||
. | ノーマル | パール | パイド | パールパイド | |
体色 | ノーマル |
||||
シナモン | |||||
ドミナントシルバー | |||||
エメラルド |
赤目系体色 | ルチノー | ||||
レセッシブシルバー | |||||
ファロー |
顔色 | ホワイトフェイス(頬白) | ||||
パステルフェイス | |||||
イエローチーク |
ルチノーのヒナ |
パールのヒナ |
パールパイドのヒナ |
パール、ノーマルのヒナ |
|
品種、カラーの呼び名、またはその色合いの認識は一般的なものを使用しましたが、ペットショップやクラブや愛好家によって呼び名が異なる場合があります。同カラー品種でも濃淡の個体差もあります。 |
和名: ブンチョウ 漢字: 文鳥 英名: Java sparrow 学名: Padda oryxzivora |
手乗りフィンチといえばブンチョウというくらいの代表格。好奇心旺盛で何にでも興味をもつ活発さと、好きな人にはべったり懐くが他人は寄せ付けない独占欲があり、手乗りとして充分な魅力をもつため古くから人気がある。ブンチョウのヒナ育雛用スポイト「育ての親」で差し餌も容易。ブンチョウはそのスポイトでパクパク食べるから差し餌が楽しめる。また多少気の強いところは、他のフィンチのような神経質による「手乗りの人離れ」も減らしている。左のイラストのように野生色のものは「並ブンチョウ」という。頭もムラの無い黒で、胸などにも斑がない。近年は色々な色変わりも見られるが逆に美しい「並」は少なくなった。 | 並文鳥 成鳥 |
||
全長 | 約14cm | |||
翼 | - | |||
平均体重 | 約20g~25g程 | |||
雌雄差 | 雄は嘴が太く発情期は鼻腔付近が盛り上がる。 | |||
性成熟 | 生後約7ヶ月 | |||
産卵数 | 平均4~5個 | |||
抱卵日数 | 約17日前後 | |||
巣立ち | 約28日前後 |
ブンチョウ・代表品種・カラーバリエーション | ||||
黒目系 | 桜文鳥 並文鳥に、桜吹雪のように 白く細かい班が現れる |
白文鳥 桜の中から白の多いものを かけた黒目白色品種 |
シルバー文鳥 全体的にシルバーがかった上品な色あい |
|
赤目系 | シナモン文鳥 全体的にシナモン色 |
クリーム文鳥 ヒナでの入手は珍しい |
アルビノ文鳥 完全に白い個体は少ない |
|
桜文鳥ヒナ |
白文鳥ヒナ |
シルバー文鳥ヒナ |
シナモン文鳥ヒナ |
|
品種、カラーの呼び名、またはその色合いの認識は一般的なものを使用しましたが、ペットショップやクラブや愛好家によって呼び名が異なる場合があります。同カラー品種でも濃淡の個体差もあります。 |
和名: ジュウシマツ 漢字: 十姉妹 英名: Begalese学名: Lonchura striata domestica |
キンパラ属を改良して作られた鳥で、野生には存在しない家禽化された種類。よって飼育は容易で、繁殖もケージですべて行なえる。初心者向きの飼い鳥だが実は奥も深い。巻き毛種では巻き方によって大納言や千代田、キングなどがあり、これを繁殖させて作り出すのは難しい。またヨーロッパに輸出した日本のジュウシマツの色や姿がヨーロッパ仕様となって逆輸入されている。丈夫でおとなしい性質だが、ブンチョウのような好奇心による積極性は少なく、自分のペースで淡々としているところがある。鳥の扱いを知っている人が扱えば、十姉妹も大変可愛い手乗りに育つ。ただし成長が早くて売りにくいためにショップでヒナを見かける事は少ない。ヨーロッパ十姉妹は日本のより大きい個体が多い。 | |||
コブチジュウシマツ |
全長 | 約12cm | ||
翼 | - | |||
平均体重 | 約13g~18g程 | |||
雌雄差 | 外見差はなし | |||
性成熟 | 生後約6ヶ月 | |||
産卵数 | 平均4~7個 | |||
抱卵日数 | 約14日前後 | |||
巣立ち | 約23日前後 |
ジュウシマツ・代表品種・カラーバリエーション | ||||
和十姉妹 | 白ジュウシマツ 目のふちなどに少し色が出ることもある |
並ジュウシマツ コブチより模様が多く、色も柄も様々 |
梵天ジュウシマツ 頭頂が逆毛で巻き、色は様々ある |
|
ヨーロッパ十姉妹 | ヨーロッパジュウシマツ 原種に近い色合いが多く人気がありやや高価 |
パールグレー ヨーロッパより持ち込まれた人気のカラー |
クリームイノ 赤目で全体的に淡いクリーム色のカラー |
|
品種、カラーの呼び名、またはその色合いの認識は一般的なものを使用しましたが、ペットショップやクラブや愛好家によって呼び名が異なる場合があります。同カラー品種でも濃淡の個体差もあります。 |
和名: キンカチョウ 漢字: 錦華鳥 英名: Zebra finch 学名: Poephila guttata |
昔のキンカチョウは繁殖にて自育(ヒナを自分で育て上げる事)をせず十姉妹に育ててもらう(仮母という)必要があったため、日本では「錦華鳥は子育てしない」という悪説が定着してしまったが、現在は自育するものも増え、実は繁殖するとどんどん増える多産な鳥である。ただ巣作りの際はどんな鳥も神経質になるもので、のぞきすぎによる抱卵放棄などを簡単に「放棄」とあきらめないで欲しい。この鳥は十姉妹より一回り小さいが活発でよく動く。錦華鳥のオス同士では縄張り争いでよくケンカをする。そんな気の強さは手乗りにすると中々可愛い。だがヒナはあっと言う間に成長してしまうので、ペットショップでヒナを見かける事が少ない。ジャンボキンカという大型品種があり、ブンチョウに近い大きさである。体重は標準14gに対しジャンボは25gほどある。 | オス メス |
||
全長 | 約11cm | |||
翼 | - | |||
平均体重 | 約13g程 | |||
雌雄差 | 雄は頬と脇腹が茶色く喉の下から胸にかけて縞模様がある。メスにはどちらもない。 | |||
性成熟 | 生後約6ヶ月 | |||
産卵数 | 平均4~5個 | |||
抱卵日数 | 約14日前後 | |||
巣立ち | 約20日前後 |
キンカチョウ・代表品種・カラーバリエーション | ||||
フォーン 地色が茶色ベース。茶色の濃さは個体差あり |
イザベラ 古代キンカとも言われる薄まった色合い |
CFW チェストナット・フランク・ホワイトの略名。クリーム~白 |
ホワイト 全身真っ白で模様はなく雌雄判別はクチバシの濃淡のみ |
|
ブラックチーク 頬が黒いだけでなく脇も黒いものもいる |
ペンギン 喉・胸・腹側が白く、メスは頬と脇の模様がない |
ブラックブレスト 胸が黒く塗りつぶされ頬も広がり、脇の水玉が崩れる |
オールオレンジ ブラックブレストやイザベラなどの複合品種 |
|
品種、カラーの呼び名、またはその色合いの認識は一般的なものを使用しましたが、ペットショップやクラブや愛好家によって呼び名が異なる場合があります。同カラー品種でも濃淡の個体差もあります。 |
和名: カナリア 漢字: 金糸雀 英名: Canary 学名: Serinus canaria |
野生種のカナリアを飼育改良したもので、歴史が古く、さまざまな品種が存在する。「鳴き」、「スタイル」、「カラー」など目的によって改良がされており、それぞれ「ローラーカナリア」「巻き毛カナリア」「赤カナリア」などが知られる。品種によって体格が大きく異なるため、体長や体重に幅がある。実は声質なども品種によって異なるところが興味深い。エサはカナリア用のものが市販されている。これは普通の皮付きエサにはあまり含まれないナタネやエゴマが配合されており、色味が黒っぽいのですぐ分かる。これに卵黄などの発情餌を与えて繁殖させる。カナリアの繁殖は他のフィンチと異なり、巣は皿巣が必要。ヒナを育てるのもややコツがいるが、現在は良いフォーミュラが手に入るので手乗りにするのも夢じゃない。だが荒鳥でもゆっくり接すれば人馴れする個体も少なくない。オス同士は小競り合いをするので注意。 | ローラーカナリア |
||
レモンカナリア |
全長 | 約12~14cm | ||
翼 | - | |||
平均体重 | 約15~38g程 | |||
雌雄差 | 目立つ外見差なし。総排出腔の形で判別可能。 | |||
性成熟 | 生後約6ヶ月 | |||
産卵数 | 平均4~5個 | |||
抱卵日数 | 約13日前後 | |||
巣立ち | 約20日前後 |
カナリア・代表品種・カラーバリエーション | ||||
カラーを楽しむ | レモンカナリア 一般的で飼育しやすい代表種で声もよく通る |
赤カナリア より濃い有覆と、霜降り風に薄い色が入る無覆というパターンがある |
リザードカナリア カナリアの原種のような色を残し、額に帽子模様 |
|
鳴きを楽しむ | ローラーカナリア 色や柄はこだわらず鳴き声を重視 |
黄ブチのローラーひな |
白ブチのローラーカナリア |
|
スタイルを楽しむ | 巻き毛カナリア 巻き毛でいくつかの系統あり |
グロスターカナリア 頭の巻き毛、丸い体型 |
細カナリア 三日月のような体型 |
|
品種、カラーの呼び名、またはその色合いの認識は一般的なものを使用しましたが、ペットショップやクラブや愛好家によって呼び名が異なる場合があります。同カラー品種でも濃淡の個体差もあります。 |
和名: マメルリハインコ 漢字: 豆瑠璃羽インコ 英名: Pacific Parrotlet 学名: Forpus coelestis |
昔から輸入されていたが、この数年で人気が上がってきた種類。小さい割に活発で存在感あり。明るく楽しい種類だが、やや気が強い。基本的にはペアで暮らし、ペア以外には攻撃的になる面も。インコには珍しくヒナのうちから雌雄が分かるほど、羽の色に外見差がある。オスには目の後ろにブルーのアイラインがあり、翼の内側には鮮やかなブルーの部分が目立つ。ただし最近では様々な色変わり品種が出回り、時にはメスなのにオスに近いブルーを表す個体もいる。特にアルビノやファローなどは羽色だけでは判別しにくい。活発すぎる性格は仲良しペアであっても時々ケンカして互いの足指を噛むことがあるので、充分なスペースで飼育したい。繁殖は体の割に大きな卵を産み、意外と小さな見た目に合わず多産が多い。野生でもポストや換気扇、パイプなど民家のそばでも巣穴になればどこでも巣を作るらしい。にぎやかな鳥である。 | アメリカンイエロー成鳥 |
||
全長 | 約12~13cm | |||
翼 | 8cm | |||
平均体重 | 約30~35g程 | |||
雌雄差 | 雄は目の後方、腰、翼の一部に青色がある。 | |||
性成熟 | 生後約10ヶ月 | |||
産卵数 | 平均4~6個 | |||
抱卵日数 | 約20日前後 | |||
巣立ち | 約40日前後 |
マメルリハ・代表品種・カラーバリエーション | ||||
カラー | オス | メス | ファロー・オス | ファロー・メス |
グリーン | ||||
ブルー | ||||
アメリカンイエロー | ||||
アメリカンホワイト |
赤目系 | オス | メス | アルビノ・オス | アルビノ・メス |
ルチノー | ||||
品種、カラーの呼び名、またはその色合いの認識は一般的なものを使用しましたが、ペットショップやクラブや愛好家によって呼び名が異なる場合があります。同カラー品種でも濃淡の個体差もあります。 |
和名: サザナミインコ 漢字: 漣インコ 英名: Lineolated Parrakeet 学名: Bolborhynchus lineola |
少し長めの体型は前のめりになって止まる姿からして不思議な印象を受け、行動ものっそり動いたり足を器用に使ったりして小鳥というよりはオウム類と同じような動きの印象を受ける。しかし活発な面も持っており、突然大きな声で叫んだりもする。おとなしいというより、のっそりと活発さが極端な鳥。野生では6~30羽の群れで過ごし、常に木々の上方を餌場から餌場へ移動し、地面からは鳴き声も姿も観察できない位にシャイである。食べるときは大きな声を出しながらにぎやかになり、飛ぶ時は力強い羽音を鳴らす。結構なスピードでビュンビュンいわせて飛ぶが、室内ではジャングルと違うのか、広さとスピードが合わずにあまり上手とはいえない。野生では果物や昆虫やその幼虫などを食べているが、時々トウモロコシ畑で見かけられるという。 | |||
全長 | 約18cm | |||
翼 | 10.5cm | |||
平均体重 | 約45~55g程 | |||
雌雄差 | オスは尾の黒味が多いなどで見るが識別しにくい | |||
性成熟 | 生後1年 | |||
産卵数 | 平均4~5個 | |||
抱卵日数 | 約20日前後 | |||
巣立ち | 約40日前後 |
サザナミインコ・代表品種・カラーバリエーション | ||||
グリーン系 | グリーン |
ダークグリーン |
オリーブ |
ルチノー |
グリーン系 スパングル |
||||
ブルー系 | ブルー |
コバルト |
モーブ |
クリームイノ |
ブルー系 スパングル |
||||
品種、カラーの呼び名、またはその色合いの認識は一般的なものを使用しましたが、ペットショップやクラブや愛好家によって呼び名が異なる場合があります。同カラー品種でも濃淡の個体差もあります。 |
copyright@pirorifarm
イラスト・文章・および画像はすべてぴろりのオリジナルで著作権があります。無断転載・複写などは固く禁じます。
こちらからお願いして画像をお借りしているものもありますので、このページへの直リンク等もご遠慮願います。
現在のところ、画像は受け付けておりません。